第五回●きつねとたぬきとおかめを追え!
うどんメニューの定番で真っ先に思い浮かぶのが「きつねうどん」。発祥は、大阪・南船場にあるうどん屋さんで、もと寿司職人の店主がサービスでいなりずしの油揚げを提供していたところ、と
あるお客さんがそれをうどんの中へ……。食べてみたところ、ダシと揚げの絶妙な取り合わせが美味! あっという間に全国へ広まったとのこと。そのネーミングは、もちろん、きつねの好物であることとお稲荷さんからの連想というわけです。
第六回にもどります。
きつねといえば、次は「たぬきうどん」。天かすだけ入ったうどんだから、天ぷらのタネがなくなった“タネ抜き”、転じて「たぬきうどん」といいます。が、これが通用しない地域もあります。そもそも「天かす入りうどん」が存在しない、基本的にうどんには天かす入れ放題という地方など。大阪では、「たぬきうどん」という言葉さえ存在せず、「たぬき」といえば“油揚げ入りそば”となります。京都の「たぬきうどん」は、“揚げ入りあんかけうどん”のことだったりします。いやー、さすが、うどん文化圏の関西。深いです。
続きましては、「カレーうどん」。この起源は意外も意外、学校給食でうどんにほんの少しカレー粉を落としたものが大評判となって普及したのです。最後は、「おかめうどん」。椎茸・マツタケ・かまぼこ・湯葉・卵焼きなどが入ったもので、五目うどんともいいます。
しかし、なぜ、「おかめ」なのでしょう。東京下町のうどん屋で、湯葉をちょう結びにして目、マツタケを鼻、かまぼこをほっぺたにして、おかめ顔に並べたことが発祥のようです。遊び心たっぷりの江戸っ子気質が感じられますね。
「今日もタピオカ大納言!」
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第四回に進みます。