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 第二十回●世界文化麺類学・ベトナム編フォー
連載20回記念としまして、少しマジメな新シリーズ「世界文化麺類学」をお届けします。今月取り上げるのは「ベ・ト・ナ・ム、フォーッ!」。・・・スイマセン、パクりました。
日本でもおなじみになったフォーの原料は米粉で、中国のビーフンが起源とされています。水に浸した米を挽き、蒸してから平たく切るという製法です。ベトナムの麺=フォーと思いがちですが、これは誤り。うどんとそうめんのように、原料は同じながら製法によってベトナムの米麺も名前が変わります。例えば、「ブン」は、こねた米粉をトコロテン方式に押し出すという丸麺で、生春巻きの具によく使われています。 |
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第二十一回にもどります。 |
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フォーの最も一般的な食べ方は、チキンスープに鶏肉や牛肉の具を乗せた汁ものです。フォーの本場・首都ハノイではこのまま食べるのに対し、ホーチミン市では香草やモヤシを投入します。ちなみに、ベトナム料理屋で「フォーひとつ!」と頼んでも、お店の人に困った顔をされること受け合いです。これは、うどん屋に入って「うどんひとつ」と叫ぶのと同じこと。フォーは食材名ですから、ざるやカケというようにメニューを指定しなければいけません。「フォー・○○」と注文しましょう。なお、定番メニューの鶏肉入りは「フォー・ガー」、牛肉入りは「フォー・ボー」といいます。
フォーの食感は、品質によるのでしょうが、歯応えがない、適度な歯応えがイイという評価に分かれるところ。筆者の私見は、薄い割にはいい歯応えという感じです。なお、その薄さがスープと具とともに食べた時のバランスを整えているように思います。日本でも手軽に食べられるインスタント・フォーには、「ワンタンの皮かよ?」とこぼしたくなるほどのデロデロ麺もあるので注意してください。最後にもうひとつ注意。日本に近い価値観や風習を持つといわれるベトナムでも麺をすするのは下品な行為。フォーは吸い込まずに食べましょう。
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第十九回に進みます。 
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