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第二十三回●白酒・ひし餅・ちらし寿司はナゼ?
 3月3日のひな祭りに食べるものといったら、皆さん何を思い浮かべるでしょうか? 地方によって、家庭によって、さまざまな料理を食べる風習があるそうですが、今回は、ひな祭り定番料理の起源や言い伝えをご紹介します。
 お酒の初体験だったという人も多いでしょう「白酒」は、その色のように体を清めるという意味があります。ひな祭りの起源となる中国では、桃の花びらを酒に漬けた「桃花酒」が飲まれていましたが、日本ではあまり浸透せず、江戸時代後期になって白酒が広く飲まれるようになりました。
 「ひし餅」は、下から順に緑・白・桃色という並びになっています。これは、春近い季節になって、雪の下の大地には草の緑が広がり、そこから桃の花が芽吹くという情景を表現しているといわれています。これも江戸時代にできた風習で、それ以前は草もちを食べていたようです。
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 「ひなあられ」は、ひし餅と同じような意味のほか、緑が健康長寿、白が清浄、桃色が魔よけを表しており、それらを体に取り込んでエネルギーにするという願いが込められています。
 ここからは、普段の食卓にも出てくる料理編。「ハマグリのお吸い物」は、貝が持つ性質が由来となっています。ハマグリは、他の貝とは絶対に噛み合わないことから、一夫一婦の願いを込めて、良い伴侶に巡り合えることを祈願しているのです。「ちらし寿司」を食べる家庭もありますが、これもまた江戸時代からの習慣です。ひな祭りの頃は、季節の変わり目で体調を崩しやすいので、健康のために体にいいものを食べさせたことがはじまりなのです。
 奈良時代に伝わった「ひな祭り」は、その時代によって、食べるものや習慣が変化しています。白酒の色で体が清められるのなら、「ひな祭りうどん」というのもありかもしれませんね。

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